送料の落とし穴|「送料無料」の条件と、北海道・沖縄の追加料金

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お取り寄せの贈りものでいちばん見落とされるのが、送料です。自分で買うときは最後に合計金額を見るので必ず気づきますが、贈りものは自分のところに届かないので、送料の存在そのものを忘れがちです。
そして「送料無料」と書いてあっても、地域によっては追加でかかることがあります。クール便なら別料金が乗ることもあります。
この記事では、贈りものの送料でつまずきやすいところと、注文前にどこを見ればいいかをまとめました。

予算は「総額」で決める

商品代だけで予算を組むと、送料とクール料金であとから膨らみます。最初から合計で考えるほうが早いです。

わたしはお取り寄せのグルメを紹介しているブログを書いています。この記事は特定の商品をすすめるものではなく、送料の仕組みについてまとめた読みものです。本文中に広告リンクはありません。
送料の条件はお店ごとに違います。ここに書いたのは「こういうパターンがよくある」という話で、実際の金額は必ず各商品ページでご確認ください。

贈りものは、なぜ送料を見落とすのか

理由ははっきりしています。贈りものは、届け先が自分ではないからです。

自分で買うときは、カートで合計を見て「送料が高いな」と気づきます。届いた箱を見て、送料に見合ったかどうかも実感します。ところが贈りものでは、その両方がありません。商品ページの価格だけを見て「5,000円くらいだな」と考え、そのまま予算に入れてしまいます。

もうひとつ。贈りものは届け先を入力するのが最後だという事情もあります。地域によって送料が変わる場合、住所を入れるまで金額が確定しません。そこまで進んで初めて「北海道だから追加で◯円」と出てくる。ここまで来ると、もう引き返しにくくなっています。

「送料無料」の3つのパターン

ひとくちに送料無料といっても、中身は違います。

パターン意味注意すること
完全に送料無料全国どこでも追加なしいちばん安心。ギフトならこれが理想です
一部地域を除く本州は無料だが北海道・沖縄・離島は追加いちばん多いパターン。贈り先を確認
◯円以上で無料金額の条件つき条件に届かないと送料がかかります

「送料無料」の文字の近くに、小さく条件が書かれていることがよくあります。文字の大きさに関係なく、条件のほうが効きます。

それから、送料無料は「送料がかからない」という意味ではありません。お店が負担しているか、商品価格に含まれているかのどちらかです。同じ品でも送料無料の店のほうが商品価格が高い、ということは普通にあります。比べるときは必ず総額で比べてください。

北海道・沖縄・離島の追加送料

これが実務でいちばんよく出てきます。当ブログで商品を調べていても、「送料無料(北海道・沖縄は別途)」という書き方は非常によく見かけます。

やっかいなのは、この追加がそれなりの金額になることです。ものによっては千円を超えます。3,000円のギフトに千数百円の追加送料がかかれば、感覚としては別のものになってしまいます。

とくに気をつけたい場面

  • 贈り先が北海道・沖縄・離島のとき。まず追加送料があるものと思って探したほうが早いです。条件のいいお店を先に絞り込めます。
  • 自分が本州に住んでいるとき。ふだん追加送料に出会わないので、存在自体を忘れます。贈りもののときだけ突然出てきます。
  • 産地から遠い地域へ送るとき。北海道の海鮮を沖縄へ、といった組み合わせは距離のぶんだけ条件が悪くなりがちです。
  • 複数の相手に同時に贈るとき。本州の相手は無料で、北海道の相手だけ追加になる、ということが起きます。

対策はひとつです。贈り先の地域を決めてから商品を探すこと。商品を決めてから住所を入れると、追加送料が出てきたときに引き返しにくくなります。

クール便の追加料金

冷蔵・冷凍の商品は、常温便より配送コストが高くなります。この差額を、商品価格に含めているお店と、別料金として加算するお店があります。

ギフトで気をつけたいのは、「商品は送料無料だが、クール料金は別」というパターンです。送料無料の表示を見て安心していると、最後に加算されます。

冷蔵・冷凍のものは、それ自体が相手に負担をかけることもあります。この点は 冷凍庫が空いていない家に贈るとき にまとめました。常温のものを選ぶと、送料も相手の手間も同時に軽くなるということです。

届け先が複数あるとき

お歳暮やお中元で何軒かに贈る場合、ここでつまずきます。

送料は「届け先ごと」にかかります。同じお店でまとめて5軒に贈っても、送料は5回分です。「まとめ買いだから送料は1回」とはなりません。荷物が5つ動くので、当然といえば当然なのですが、注文画面で合計を見て驚くことになります。

また、「◯円以上で送料無料」の条件も、届け先ごとに判定されることがあります。5軒合計で15,000円買っても、1軒あたり3,000円なら条件を満たさない、というかたちです。これはお店によって扱いが違うので、複数の届け先に贈るときは注文画面で必ず確認してください。

対策としては、最初から「送料込みで1軒あたりいくら」で予算を組むのが確実です。5軒に3,000円ずつ贈るつもりなら、送料を入れて1軒3,500円かかると考えておく。あとから足りなくなるより楽です。

のし・包装にかかることもあります

多くのお店では無料ですが、有料のところもあります。とくに次のようなものです。

  • 風呂敷・化粧箱などの特別な包装。オプションとして数百円かかることがあります。
  • 紙袋・手提げ袋。手渡しするときに必要ですが、別売りのことがあります。
  • メッセージカード。無料のことが多いですが、有料のお店もあります。

金額そのものは小さいのですが、「のしが有料」ではなく「のしに対応していない」ほうが問題です。とくに産地直送の生鮮品や、メーカー包装済みの商品では、のしをかけられないことがあります。贈りものとして決めたあとに気づくと、選び直しになります。

注文前に見るところ

商品ページで確認する場所は決まっています。順番に見ていけば、あとから驚くことはほとんどなくなります。

見る場所確認すること
価格のすぐ下「送料無料」「送料別」の表示。条件つきかどうか
送料の詳細ページ地域別の送料表。北海道・沖縄・離島の行を必ず見ます
商品説明の下のほうクール便の扱い、追加料金の有無
のし・ラッピングの欄対応の可否、内のし・外のしが選べるか、有料か
カートに入れたあと届け先を入れて確定する金額。ここが最終の答えです

いちばん確実なのは、実際にカートに入れて届け先を入力してみることです。注文を確定しなければ料金はかかりません。

分からないときは、ショップに直接質問できます。「◯◯県へ送る場合の送料を教えてください」という問い合わせは、ギフトシーズンには日常的にあることなので、遠慮しなくて大丈夫です。

送料で損をしない選び方3ステップ

ステップ1|贈り先の地域を決めてから、商品を探す

順番の問題です。商品を先に決めてしまうと、追加送料が出てきたときに引き返しにくくなります。「北海道へ送る」と決めてから探せば、条件のいいお店を最初から選べます。

とくに贈り先が北海道・沖縄・離島の場合は、追加送料があるものと考えて探し始めるほうが、結果的に早く決まります。

ステップ2|予算を「総額」で組む

商品代だけで予算を決めると、送料・クール料金・オプションであとから膨らみます。最初から「送料込みで5,000円」と決めておく。

この考え方だと、送料無料の4,800円の品と、4,000円+送料800円の品が、同じものとして比べられます。表示価格の安さに引っぱられずに済みます。

ステップ3|「あと少しで送料無料」に乗らない

「あと500円で送料無料」と出ると、つい何かを足したくなります。でも贈りものの場合、足したものが相手にとって必要とはかぎりません。

500円足して800円の送料が浮くなら計算は合いますが、そのために中途半端なものを追加して、贈りものとしてのまとまりが崩れることがあります。送料を払ってでも、贈りたいものだけを贈るほうがすっきりします。

送料の面から見た、ジャンル別の傾向

当ブログの比較記事を、送料の条件がよくなりやすい順に並べました。軽くて、常温で、小さいものほど有利です。実際の送料は商品ごと・お店ごとに違うので、各記事の商品情報もあわせてご覧ください。

条件がよくなりやすい(軽い・常温・小さい)

中くらい(商品によって変わります)

追加送料が出やすい(重い・冷凍・かさばる)

下の区分が悪いという意味ではありません。贈り先が近ければ、どれも問題になりません。遠方へ贈るときに効いてくる差です。

よくある質問

Q. 送料無料の商品と、送料がかかる商品。どちらが得ですか。

A. 総額で比べてください。送料無料の店は、そのぶん商品価格に含めていることがあります。同じ品なら、合計金額が安いほうが得です。

Q. 贈り先が北海道です。何を贈るのがいいですか。

A. 常温で送れる、軽くて小さいものが有利です。焼き菓子、和菓子、コーヒーや茶葉、乾麺など。冷凍の重いものは、追加送料がいちばん高くなる組み合わせです。

Q. 送料が商品代より高くなってしまいました。

A. 少額の品を遠方に送るとよく起こります。その場合は、もう少し価格帯を上げて送料無料の条件を満たすか、別のお店を探すほうが納得できると思います。送料のほうが高い状態は、贈る側の気持ちも落ち着きません。

Q. 相手に送料の金額は伝わりますか。

A. 通常は伝わりません。ギフト設定にすれば、明細や金額の分かるものは同梱されないのが一般的です。ただしお店によって扱いが違うので、心配なときは注文時に「ギフト」の指定を忘れずに。

Q. 何軒かに贈るとき、送料を安くする方法はありますか。

A. 同じお店でまとめて注文しても、送料は届け先ごとにかかります。安くする方法としては、送料無料の条件を1軒ずつ満たすように商品を選ぶか、完全送料無料のお店を選ぶかのどちらかです。

Q. クール便を常温便に変更してもらえますか。

A. 商品の性質で決まっているので、基本的には変えられません。常温で送りたいなら、最初から常温の商品を選びます。

この記事のまとめ

  • 贈りものは自分のところに届かないので、送料の存在を忘れがちです。しかも届け先を入れるまで金額が確定しません。
  • 「送料無料」には完全無料/一部地域を除く/◯円以上で無料の3つがあります。いちばん多いのは真ん中です。
  • 北海道・沖縄・離島の追加送料は、ものによっては千円を超えます。贈り先の地域を決めてから商品を探すのが対策です。
  • クール料金が別途かかることがあります。常温を選ぶと、送料も相手の手間も同時に軽くなります。
  • 送料は届け先ごと。5軒に贈れば5回分です。「◯円以上で無料」も届け先ごとに判定されることがあります。
  • 選ぶときは①贈り先の地域を決めてから探す → ②予算を総額で組む → ③「あと少しで送料無料」に乗らないの順に。
  • いちばん確実なのは、カートに入れて届け先を入力してみることです。確定しなければ料金はかかりません。
  • 量と保存の話は → 少人数・一人暮らしへ贈るとき冷凍庫が空いていない家に贈るとき
  • 一年の贈りものを1枚にまとめた → 贈りもの年間カレンダー

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