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お年賀は、お中元やお歳暮と同じ「季節のご挨拶」に見えて、じつは前提がまったく違います。お年賀は本来、年始のご挨拶にうかがって手渡しする手土産です。配送ではなく自分で運ぶ。この一点で、選ぶべきものが変わります。さらに喪中のときは贈らないという、お歳暮とは正反対のルールもあります。このページでは、時期・相場・のし・喪中の対応と、正月ならではの選び方をまとめました。
お年賀を渡すのは
1月2日 〜 1月7日
松の内のあいだ。元日(1月1日)は避けるのが一般的です/関西など1月15日までとする地域もあります
また、当ブログの商品記事は「わたしが実際に取り寄せて食べた正直レビュー」と、「まだ食べていない紹介記事」を分けて書いています。
お年賀とは?お歳暮との違い
お年賀は、新年のご挨拶にうかがったときにお渡しする手土産です。もともとは年始回りの習慣から来ていて、「本年もよろしくお願いします」という気持ちを形にしたものです。
ここがお歳暮といちばん違うところで、お年賀は「持参するもの」です。お中元やお歳暮は配送が当たり前になっていますが、お年賀は本来、直接お会いして渡すものでした。
| お年賀 | お歳暮 | |
|---|---|---|
| 意味あい | 新年のご挨拶(これからよろしく) | 一年のお礼(ありがとうございました) |
| 時期 | 1月2日〜松の内(7日ごろ) | 12月初旬〜12月20日ごろ |
| 渡し方 | 持参して手渡しが基本 | 配送が一般的 |
| のしの掛け方 | 外のし | 内のし |
| 金額 | 1,000〜3,000円と控えめ | 3,000〜5,000円が中心 |
| 喪中のとき | 贈りません | 贈って差し支えありません |
両方を贈る必要はありません。お歳暮を贈っているなら、お年賀は不要と考えて構いません。どちらか一方にするなら、一般的にはお歳暮のほうが重く見られます。お年賀は「年始にお会いする予定があるときの手土産」と考えるのが、いちばん実態に近いと思います。
渡す時期|1月2日から松の内まで
お年賀を渡すのは、1月2日から松の内のあいだです。松の内の期間には地域差があります。
| 地域 | 松の内(お年賀を渡せる期間) |
|---|---|
| 関東など | 1月2日 〜 1月7日 |
| 関西など | 1月2日 〜 1月15日 |
※地域によって異なります。迷う場合は、訪問先の地域の慣習に合わせます。
元日(1月1日)は避けます
元日は年始回りをしないのが一般的です。元日はご家族で過ごす日とされていますし、突然の来客はどのお宅でも負担になります。年始のご挨拶は1月2日からと覚えておいてください。
訪問する時間帯にも気をつけたいところです。午前10時ごろから午後2時ごろまでが一般的で、朝早すぎる時間、食事どき、夕方以降は避けます。そして長居しないこと。年始回りは短いご挨拶が本来の形です。
松の内を過ぎてしまったら
間に合わなかったときは、表書きを変えて贈ります。「御年賀」のまま渡すのは避けましょう。
| 渡す時期 | 表書き |
|---|---|
| 松の内が明けてから立春(2月4日ごろ)まで | 寒中御見舞(目上の方には「寒中御伺」) |
| 立春を過ぎたら | 無理に贈らず、次の機会に。どうしてもなら「余寒御見舞」 |
相場|1,000〜3,000円と、控えめです
お年賀は手土産なので、お中元やお歳暮より金額はぐっと控えめです。
| 渡す相手 | 金額の目安 | ひとこと |
|---|---|---|
| 実家・義実家へ | 1,000〜3,000円 | 帰省の手土産として。家族の人数に合うものを |
| 友人・知人へ | 1,000〜2,000円 | 気軽に受け取ってもらえる額に |
| 上司・恩師のお宅へ | 3,000〜5,000円 | 訪問する場合。会社の規定があれば確認を |
| 取引先へ | 2,000〜5,000円 | 社内で分けられるものが好まれます |
※あくまで一般的な目安です。地域や関係性によって前後します。
高くする必要はまったくありません。お年賀は「ご挨拶のしるし」なので、立派すぎるとかえって相手が恐縮します。1,000円台のきれいな菓子折りで十分に成立する、というのがこの贈りものの気楽なところです。
なお、お取り寄せで配送を使う場合は、送料込みで考えてください。本体1,500円でも送料が800円かかれば実質2,300円です。当ブログの商品記事では、送料が別の商品は実質いくらになるかを必ず書くようにしています。
のしは「外のし」|お歳暮とは逆です
お年賀ののしは、包装紙の上からのし紙をかける「外のし」が基本です。配送が中心のお歳暮が「内のし」なのと、ちょうど逆になります。
理由は単純で、手渡しだからです。玄関先でお渡しした瞬間に「誰から、何の目的で」がひと目で伝わるほうが自然だからです。
| 項目 | お年賀の場合 |
|---|---|
| 水引 | 紅白の蝶結び(何度あってもうれしいことに使います) |
| 表書き | 御年賀または御年始 |
| 名前 | 贈る人の名前。会社なら会社名と代表者名を |
| 掛け方 | 外のし(手渡しのため) |
渡すときは、紙袋から出して、両手でお渡しするのが丁寧とされています。紙袋は持ち帰るのが本来の形ですが、「袋のままで失礼します」と一言添えて渡すことも実際にはよくあります。
喪中のときは贈りません
ここはお歳暮といちばん大きく違うところなので、はっきり書いておきます。
お年賀とお歳暮で、喪中の扱いが逆になる理由
- お歳暮は「一年のお礼」なので、喪中でも贈って差し支えないとされます
- お年賀は「新年を祝うご挨拶」なので、自分または相手が喪中の場合は贈りません
- 年賀状を出さないのと同じ考え方だと思うと、わかりやすいと思います
では何もしないのかというと、そうではありません。松の内が明けてから、「寒中御見舞」として贈ります。表書きを変えるだけで、気持ちはきちんと伝わります。水引は紅白ではなく、無地の短冊にするなどの配慮をする方も多いです。
相手が喪中かどうかは、年末に届く喪中はがきでわかることがほとんどです。年始の予定を立てる前に、一度確認しておくと安心です。
失敗しない選び方3ステップ
お年賀は、ほかの贈りものと前提がまったく違います。自分で運ぶことと、相手の家が正月まっただ中であること。この2つを外すと、いいものを選んでも空回りします。
ステップ1|「自分で運べるか」から決める
お年賀は手土産です。あなたが実際に持って移動します。年末年始の新幹線や高速道路、荷物を抱えての帰省。ここを想像せずに選ぶと、当日いちばん困るのは自分です。
選ぶ基準は常温・軽い・つぶれない・かさばらない。缶や瓶のものは見栄えがしますが、重さは正直です。冷蔵・冷凍のものは、そもそも持ち運べません(宅配で先に送るなら別です)。
複数のお宅を回るなら、その数だけ持ち歩くことも忘れずに。3軒回るなら3つ抱えて移動します。
ステップ2|正月の台所は、すでに満杯です
これはお歳暮の「冷凍庫問題」より深刻かもしれません。元日から数日の家庭には、おせち、お餅、いただきもの、買い置きが積み上がっています。冷蔵庫にも冷凍庫にも、もう隙間がありません。
そこへ大容量の食品や、日持ちのしない生ものが届くとどうなるか。「ありがたいけれど、置き場所が……」という、いちばん申し訳ない状況になります。
だからお年賀は常温で日持ちして、正月が明けてからゆっくり食べられるものが正解です。個包装ならなお良し。少なくて申し訳ないと思う必要はまったくありません。むしろそのほうが親切です。
ステップ3|何軒回るかを先に決めて、同じものを揃える
年始回りは、たいてい1軒では終わりません。実家、義実家、親戚、恩師。一軒ずつ違うものを選ぼうとすると、準備だけで年末が終わります。
先に「何軒、いくらで」を決めてしまうのがおすすめです。そのうえで、同じものをまとめて用意する。相手同士が顔を合わせる可能性がある場合は、むしろ揃っているほうが自然です。
金額に差をつけたいときも、2段階までにしておくと破綻しません。「親戚には1,500円台、恩師には3,000円台」というくらいの分け方で十分です。
番外|訪問そのもののマナー
年始のご挨拶で気をつけたいこと
- 元日は避け、1月2日から。訪問は事前に連絡を入れてから
- 時間は10時〜14時ごろ。朝早く、食事どき、夕方以降は避けます
- 長居しない。年始回りは短いご挨拶が本来の形です
- お年賀は玄関でなく、部屋に通されてからお渡しするのが丁寧とされています
- 相手が喪中なら訪問も控えめに。お祝いの言葉は使わず、「本年もよろしくお願いします」と伝えます
相手別の選び方とおすすめジャンル
それぞれ、当ブログでまとめている比較記事へリンクしています。
ジャンル別のガイド(比較記事19本)
当ブログでは、ジャンルごとに5商品を並べて比べた記事をまとめています。価格・送料・日持ち・のし対応・楽天の評価を一覧にしているので、候補をしぼるのに使ってください。上のグループほど手土産として持ち運びやすいジャンルです。
持参する手土産に向くジャンル(常温・軽い・日持ち)
配送で贈るなら(松の内に届くよう手配を)
正月明けや、寒い時期の贈りものに
お年賀で気をつけたいこと
- 冷蔵・冷凍のものは、持参にはまったく向きません。配送にする場合も、正月の冷蔵庫はすでに満杯なので、事前に一言伝えられる相手だけに
- お肉や海鮮などのごちそうは、松の内が明けてからのほうが喜ばれます。正月三が日はどのご家庭も食べものであふれています
- のし対応(表書き「御年賀」)が選べるかを、注文前に商品ページで確認してください
※各記事の中では、わたしが実際に取り寄せた商品にはその感想を、まだ食べていない商品には「紹介」であることを明記しています。
お年賀のよくある質問
Q. 元日に持って行ってもいいですか?
A. 避けるのが一般的です。元日はご家族で過ごす日とされていますし、突然の来客は負担になります。年始のご挨拶は1月2日からにしてください。訪問前の連絡もお忘れなく。
Q. 松の内を過ぎてしまいました。
A. 表書きを「寒中御見舞」(目上の方には「寒中御伺」)に変えて贈ります。立春(2月4日ごろ)までが目安です。「御年賀」のまま渡すのは避けましょう。
Q. 相手が喪中です。お年賀は贈れますか?
A. 贈りません。お年賀は新年を祝うご挨拶だからです(お礼であるお歳暮は、喪中でも贈って差し支えありません)。松の内が明けてから「寒中御見舞」としてお贈りしてください。水引は紅白を避け、無地の短冊にする方も多いです。
Q. お歳暮とお年賀、両方必要ですか?
A. 両方は不要です。どちらか一方なら、一般的にはお歳暮のほうが重く見られます。お年賀は「年始にお会いする予定があるときの手土産」と考えると気楽です。
Q. 配送で贈ってもいいですか?
A. 本来は持参するものですが、遠方で会えない場合は配送でも構いません。ただし松の内のあいだに届くよう手配してください。年始は配送が混み合うので、間に合わないと判断したら、最初から「寒中御見舞」として贈るほうが確実です。
Q. のしは内のし・外のし、どちらですか?
A. 外のしです。手渡しなので、誰から何の目的かがひと目で伝わるほうが自然だからです。配送が中心のお歳暮が内のしなのと、ちょうど逆になります。
Q. 相場はどのくらいですか?高すぎると失礼ですか?
A. 1,000〜3,000円が中心です。お年賀は「ご挨拶のしるし」なので、立派すぎるとかえって相手が恐縮します。1,000円台のきれいな菓子折りで十分に成立します。
Q. 実家に帰るだけでも、お年賀は必要ですか?
A. ご家庭によります。ご実家なら手ぶらでも問題にならないことが多いですが、義実家には何か持って行くほうが無難です。夫婦で相談して、両家で同じくらいのものを用意しておくと角が立ちません。
この記事のまとめ
- 渡すのは1月2日〜松の内(関東は7日、関西は15日ごろ)。元日は避けます。
- お年賀は「持参する手土産」。だからのしは外のしで、お歳暮の内のしとは逆です。
- 相場は1,000〜3,000円と控えめ。高くする必要はまったくありません。
- 喪中のときは贈りません(新年を祝うご挨拶のため)。松の内が明けてから「寒中御見舞」として。お歳暮とは逆のルールです。
- 選ぶときは①自分で運べるか → ②正月の台所は満杯 → ③何軒回るかを先に決めるの順に。
- 常温・軽い・日持ち・個包装が正解。少なくて申し訳ない、と思う必要はありません。
- 一年の贈りものを1枚にまとめた → 贈りもの年間カレンダー
- ほかの贈りものは → お歳暮/お中元/内祝い・お返し/敬老の日/お祝いの贈り方/母の日・父の日/バレンタイン・ホワイトデー/引っ越しの挨拶